現場伐採樹木を基材とする法面緑化に関する研究開発

 

まとめ

 

造成や整備工事の現場ではどうしても樹木の伐採撤去処分という工事は必要になってきます。今までの工法では伐採された樹木は産業廃棄物として処理場まで運びそこで処理をされてきました。これを現場で加工処理を行い、緑化事業の基材として使用することで産業廃棄物の排出量を抑制すると共に、産業廃棄物の搬出や基材の搬入に関わる自動車によるCO2の削減も出来るものと考えております。

また、産業廃棄物の処理に必要なマニフェストに関連する事務手続きやこれに関する費用も削減できます。

以前は法面をコンクリートで固める工法も行われていましたが、現在では環境や地球温暖化防止の観点から緑化工事が主体となっております。また、生態系保護の観点から現在のように植物の種を入れるのではなく、その地に繁殖する植物の種が自然飛来により繁殖できるようチップ材のみの吹付け工事も考えられていると聞いております。

以上のことから弊社の考える工法・製品が完成することでの利点は大きなものであると確信致しております。